「退職を伝えたら引き止められて困っている」
転職が決まっても、会社の引き止めで動けなくなる人が多いです。5年間の転職支援で何百人もの「引き止められて困っている」という相談を受けてきました。
今日は引き止めへの対処法を具体的に話します。
よくある引き止めパターン
給与・待遇の改善提案
「残ってくれるなら給与を上げる」「役職をあげる」という提案。一番多いパターンです。
ただし冷静に考えてください。辞めると言うまで改善されなかった条件が、辞めると言った瞬間に改善されるということは、今まで正当な評価をされていなかったということでもあります。
感情的な訴え
「お前がいなくなったら困る」「裏切り者だ」という感情的な引き止め。これに罪悪感を感じる必要はないです。
業務の引き継ぎを理由にした引き延ばし
「後任が決まるまで待ってほしい」「重要なプロジェクトが終わるまで」という引き延ばし。これは法的に問題ありません。退職の意思を示してから2週間後には退職できます。
引き止めへの具体的な断り方
基本の姿勢:意思は変わらないことを明確に伝える
引き止められたとき、曖昧な返答をすると長引きます。「検討します」「考えます」という言葉は避けてください。
具体的な言葉
「ご配慮いただきありがとうございます。ただ、転職の意思は変わりません。残り期間、しっかり引き継ぎをして会社に迷惑をかけないようにします」
この一言を軸に、何を言われても同じ答えを繰り返すことが有効です。
給与アップの提案を断る場合
「お気持ちはありがたいですが、給与以外の部分でも転職を決断した理由があります。意思は変わりません」
引き止めに負けてしまう前に
転職支援をしていて何度も見てきたのは、引き止めに負けて残留した人が1〜2年以内に結局転職するケースです。
引き止めで残っても、根本的な問題は変わらないことが多いです。引き止められたときこそ、転職を決断した理由を思い出してください。
よくある質問
Q. 引き止めに遭いにくい辞め方は? A. 退職理由を「一身上の都合」にとどめて、詳細を話しすぎないことが有効です。
Q. 上司が退職届を受け取らない場合は? A. 内容証明郵便で会社に送ることができます。法的に退職の意思を示したことになります。
Q. 有給消化を拒否される場合は? A. 有給休暇の取得は労働者の権利です。拒否することは原則できません。
Q. 引き止めで精神的に疲弊している場合は? A. 転職エージェントや労働組合に相談することをおすすめします。退職代行サービスを使う選択肢もあります。


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